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骨はカルシウムが主役のように思われていますが、実はコラーゲンも大事な役割をしているのです。

◆軟骨 ・・・ コラーゲンはクッション機能を保つために欠かせない
軟骨は、関節の骨の表面をおおっていて関節をなめらかに動かす役目があります。硬骨と違ってカルシウムはほとんどなく、50%はコラーゲンでできていて、たくさんの水分を含んでいます。そして、軟骨はコラーゲンによってちょうど空気を入れたタイヤくらいの固さに保たれているのです。 激しい運動をすると、軟骨には体重の何倍もの大きな力がかかりますが、軟骨がクッションの役割をして衝撃を吸収してくれるので、私たちは普段、強い圧力がかかっていることを意識することはほとんどありません。

健常な成人でも、軟骨の厚みは3〜4mmといわれています。軟骨は耐久性が非常に高いのですが、それでも加齢と共に少しずつすり減っていきます。関節の痛みの有無にかかわらず、歳を重ねていけば誰でも若い頃よりも軟骨が薄くなってしまうのです。

軟骨は一度すり減ってしまうと再生することはありません。それは、軟骨に血液が通っていないからです。血液の中には、傷を治すために必要な細胞や栄養が含まれていますが、軟骨には血管がないので再生することができないのです。軟骨がすり減っていくと、クッション機能が損なわれてしまい、骨と骨が直接ぶつかったり、圧迫されて徐々に骨が変形したりして痛みがあらわれます。とくに、膝や腰といった体重を支えている部分の関節は普段から負担が大きく、他の部分に比べて軟骨のすり減りが一段と早まるために関節痛になりやすいのです。
軟骨のすり減りを抑えるためには、軟骨の弾力を保つ必要があります。そこで重要な役割をするのがコラーゲンです。コラーゲンがたくさんの水分を保持していれば、軟骨の弾力を保つことができます。しかし、古くなったコラーゲンでは、十分な水分を保持することができず、弾力が失われて軟骨がすり減ってしまいます。ですから、コラーゲンを積極的に摂り新陳代謝を活発にして、古くなったコラーゲンは新しいコラーゲンと入れかえることが大切なのです。

軟骨の50%はコラーゲン
◆滑液 ・・・ コラーゲンは関節の動きをスムーズにする潤滑油のもと
関節の滑液(関節液)にも、コラーゲンが含まれています。滑液は軟骨膜内部を満たしている粘りのある液体で、軟骨に栄養をあたえたり、関節を曲げるときにしみだして関節の動きをスムーズにする潤滑油の役割をします。滑液中のコラーゲンは、軟骨膜の軟骨細胞によってつくられています。

軟骨細胞は、コラーゲンや軟骨の形成に欠かせないプロテオグリカン(糖)をつくり出します。そして、軟骨内でそれらを一定の量に保つ働きをしているのです。軟骨のコラーゲンが不足してくると、軟骨細胞は新しいコラーゲンをつくります。

しかし、老化などでコラーゲンの機能が低下してしまうと、軟骨細胞はバランスをとろうとして古いコラーゲンを溶かしはじめます。このとき、必要なコラーゲンまで溶かしてしまうことがあります。こうなると、軟骨弾力を失いもろくなってしまうのです。

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